白紙が出てきてコンニチハ
今年も年賀状シーズン到来!
と行きたい所ですが、自分がプリンタを引っ張り出してきたのは実は別の理由からでありまして年賀状を印刷しようと思ったわけではないのです。
理由はともかく、久しぶりにインクジェットプリンタを引っ張り出していざ印刷!と印刷ボタンを押してみると久しぶりに動作したプリンタから出てきたのは白紙の紙・・・。
印刷している様子の動作音はしていたのにインクが出てない。
長く放置していたためにヘッドが目詰りしているのです。
何度ヘッドクリーニングをしてみてもどうしても出ない部分があり、これは力技で行くしかないとなるわけです。
因みに我が家のプリンタはコレ
EPSON PX-601F というプリンタ・FAX・スキャナ・コピーの複合機です。
Canon製品であればほとんどの機種がヘッドユニットを量販店で購入して交換、という手順が踏めると思うのですがEPSON製品はヘッドがダメになった場合、基本的にメーカー修理という事になります。
その為、この記事を読んで真似する場合「買い換える覚悟までできたが最後の手段として試してみたい」という方以外はメーカー修理に出して末永く使えるようにしましょう。
当ブログ著者はこの記事中の作業を行なって故障・再起不能・メーカー保証対象外などの状況に陥っても一切の責任を負いません。
実施の際は自己責任にてお願いいたします。
それでは最悪プリンタを捨てる事になってもかまわない覚悟ができたら作業に入ります。
必要なモノは「覚悟」と「ウェットティッシュ」
作業に使う道具は「ウェットティッシュ」のみです。
自分の場合はプリンタ本体を解体したりといった手順はありません。
ウェットティッシュは何でもいいような気がしますが変に洗剤の入ったものや、間違っても車のボディを磨く「フクピカ」のようにコンパウンドが入ったものは使用しないでください。(すでにウェットティッシュでは無い気がしますが)
自分が用意したのは「赤ちゃんのお尻拭き」用のモノで恐らく洗浄成分は含まれていない物だと思います。
まず最初にプリンタヘッドが見えるように本体を開きます。
インクカートリッジ交換の状態と同じです。
クリックで拡大します
ヘッドがロックされてますので画像を参考にロックを押し下げながらヘッドユニットを持ち上げつつ左へ移動させます。
どうしてもロックが外れない場合は「インクカートリッジ交換」を実行してヘッドが動いたところで電源を落とします。
この場合、作業終了後にそのまま電源を入れると「紙詰まり」を誤認識する場合があります。
自分の場合はヘッドを一番右端までしっかり移動してから電源を入れる事でこの状態から脱出できました。
一番左まで移動させたら次にウェットティッシュを用意します。
画像のように概ね2cm弱くらいの短冊状に折ります。
次に折ったウェットティッシュをヘッドの通り道にしっかり押し付けるようにして置きます。
もうこの後の作業はだいたい察しがつくと思います。
そう、この上にヘッドユニットを移動させ風呂場で股間をタオルでこするかのようにウェットティッシュの両端をもってゴシゴシとヘッドがあるであろう箇所を擦りまくるのです。
ウェットティッシュは見る見るうちに黒くなっていくと思いますので何度もウェットティッシュを交換しながら「ある程度ウェットティッシュにつくインクが減ってきたら」作業を終了します。
「付かなくなるまで」を目指すと永遠に終わらない気がします。
自分の場合は都合4回ほどウェットティッシュを交換して作業しました。
最後にヘッドユニットを元の位置に戻してロックさせます。
念のためにヘッドクリーニングを実行してテストプリントしてみてください。
我が家のプリンタはこれにて完全に目詰りが解消され正常に印刷が行える状態に戻りました。
メーカーの方に見られたら怒られそうなメンテナンスです。
くどいようですが実施する際は自己責任にてお願いいたします。
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