毎度でございます、えばさん(@Ebba_oBL)です。
今日はトップページの画像にあるアレのお話です。
HHKBを購入してからというものその打鍵感の良さにすっかり気に入って利用していたのですが、テンキーがあると便利な局面というのが度々訪れるものでその時だけフルキーのApple Magic Keyboard テンキー付きを利用しようかとやってみたのですが、打鍵感はもちろんのことキーストロークが違い過ぎて非常に使いにくいという状況に。
そこで思い浮かぶのは同じ静電容量無線点方式の軸を搭載した東プレREALFORCEのフルキーボードです。最新のR3ならBluetoothにも対応したということで購入を検討するのですが…。
上記の記事で悩める様子を投稿しましたが、見た目がダサいんですよね。
それから色々と検討した結果、その時15%オフのクーポンが適用できることもあってREALFORCEのR2を選択することにしました。有線接続のみですが、その分筐体はR3よりいくらかスリムなもので余計なボタンなども付いていません。まぁ、そのかわりにケーブルが生えるわけでどっちがいいか微妙なところですが。
そんなわけでボクの手元にREALFORCE for Macが届きます。
REALFORCE for Mac開封の様子
Amazonで注文して翌日に届きました。
箱の裏面には東プレ軸だよとか、キートップの仕様とか耐久性とか日本製ですよとかそんな表記です。
今回購入したものはR2でもPFUからリリースされている限定モデル。限定といっても数量ではなくPFUから販売されているよという意味のLimited Editon。いつまで販売されるのかわかりませんが最近やたら割引が行なわれている気がするのでR2の在庫は終了させるのではないかと予想したりしますが、実際どうなんでしょうね。
ちなみにPFU Limited EditonはHHKB Professional HYBRID TYPE-Sと同じ静音仕様の製品ということらしいです。
とりあえず開けてみた様子です。発売から随分経過している製品なので内容物の細かい説明は省略しますが、本体以外には説明書とキーストローク調整用のスペーサーとキープラーが入っています。
REALFORCE for Mac外観
とりあえず定位置に置いてみました。Appleのフルキーボードと同じサイズ感なのでだいたい予想通りです。筐体はプラスチックなので高級感はありません。なんならMacだからってシルバーの塗装が施されているのがかえってダサ息がします。真っ黒でいいのに。
キートップは中央に印字されているタイプ。印字方式はHHKBと同じ昇華印刷によるものです。
REALFORCEといえばここのアクセントですが巷では賛否あるようです。黒ならまぁ気にならないかと思いますが、ロゴがなんかアレなんですよね。まぁとりあえずヨシとします。
この度の目的のテンキー。テンキーだけ独立した製品が38000円くらいすることを考えると凄くコスパが良い気がします。もう頭バグってきてます。
裏面はこんな感じでケーブルガイドが左右中央についているので何気に便利です。ただ、ケーブルは本体側はコネクタ接続にして欲しかったですね。最近は被膜が布製の高級感のあるものやメカニカルキーボードではおなじみのコイルケーブルとか使いたいところです。
キックスタンドは1段階です。スタンドの先にもゴム足が付いている丁寧仕様です。
フルキーボード用のパームレストも購入
REALFORCEも少し高さのある筐体なのでパームレスが必要だろうと思って一緒に購入しておきました。
メインはHHKBを利用するつもりだったのでフルキーボード用は安い物でいいかとAmazonで2000円くらいで販売されているものを購入しました。とりあえず品質は高くありませんが粗悪品でもない感じ。
表面は若干ザラつくところもありオイルフィニッシュらしいのですがムラがありますね。そのうちサンドペーパーで磨いてみようと思いつつ2週間経過した今もそのまま使っています。
裏面はすべり止めのゴムがついています。ちなみにこの製品、裏面の仕上げの方がクオリティ高いという微妙なモノが届きました。裏面はサラサラでオイルのムラも少なく良い感じです。なぜこれを表でやらない。
キーボードと並べるとこんな感じ。
左右5ミリずつくらい短めなサイズです。
高さはREALFORCEより若干高いですがわずかなものなので特に問題ない範囲です。
REALFORCEの打鍵感とか
既に愛用している静電容量無線点方式のキーボードなのでスコスコの打鍵感は期待通り、HHKBのTYPE-Sと同じ静音仕様ということなので全く同じなのかと思っていましたが筐体の違いなのか打鍵感と打鍵音はHHKBのそれとはちょっと違います。
同じ押下圧のはずですが気持ちREALFORCEの方が軽いような気がします。気のせいかもしれません。
打鍵音は筐体が大きいせいか若干筐体内で音が響いているような…、響くというのも表現が違う気もしますがちょっと低音が出ているような印象です。焼きそばソースとお好み焼きソースみたいなものでどっちがいいというものではなく、どちらも良いです。
HHKBには無くREALFORCEにあるもの
同じ東プレ軸を使った製品のはずですが、REALFORCEに限り「アクチュエーションポイントチェンジャー」が用意されています。
これはキーをおして入力されたと判定される深さを設定できるもので、浅くおしても反応するようにしたり、しっかりし押し込まないと反応しないといった設定ができます。
専用アプリを使って設定できるのですが、色々試した結果ボクは全てのキーを1.5mmに設定しました。正直なところ1.5と2.2の違いはあまり感じられなかったのですが、しばらく使ってみて結果的にタイピングミスが少なかった1.5mmに落ち着きました。
キーストロークの調整スペーサーが用意されている
こちらもREALFORCE特有のものですね。先ほどのアクチュエーションポイントチェンジャーと併用することで好みのストロークと合わせてカスタマイズできるというもの。
こんな感じのスポンジっぽい素材のシートが2mmのものと3mmのものが用意されています。
もしかするとストロークを浅くするともっと使いやすくなるかもしれないと思い、今回は2mmのものを使ってみることにします。
シートをキーキャップの下に敷き込むので一度キーキャップを取り外します。
キーキャップを外してみるとスイッチの軸がなぜか青紫っぽい色のものが使われています。
HHKBは黒いものが使われています。たしかプランジャという名前の部品だったと思うのですが違うのは見た目だけなのか打鍵感や打鍵音の違いがコレのせいなのかはよくわかりません。
で、スペーサーを入れてみた感想ですが底付きした時にフニャッとした感触があり、ストロークが浅くなることよりもその感触が自分の好みには合わず、結局もとに戻したのでした。
2週間使ってみました
2週間程つかってみた感想など。
テンキー便利、カーソルキー便利
この点を推すとHHKB全否定みたいになりかねないのですが、やっぱりダイレクトに独立したキーがあるのは便利です。ボク的にはファンクションキーはあまり使わないのでその点は特に便利には感じませんでした。
久しぶりに独立したカーソルキーを使いましたがホームポジションから右手が外れるとはいえ手癖のように操作できるのはやっぱり慣れたこの形のほうがやっぱり体にしみついているなぁという感じです。
60%キーボードを使いこなすロマンも魅力的なのですが…。
バックスペースキーの位置
HHKBはリターンキーの真上のキーがbackspaceキーなのですが、REALFORCEはその辺りの配列は一般的な配列なのでバックスラッシュキーが配置されています。
この点がHHKBと併用するのに凄く不便に感じる点でした。もうバックスペースの位置はHHKBの位置で慣れてしまったのでREALFORCEを使い始めは凄く混乱しました。
最初はHHKB側のキーマップを変更しようかと考えたのですがREALFORCEのバックスラッシュをバックスペースと入れ替えてしまった方が簡単でキーのサイズも同じ感じだったのでシックリきました。
というわけでKarabiner-Elementsを使ってキーを入れ替えてしまいました。
ちなみにREALFORCE R2の専用ソフトではキーマップを変更する機能はないのでKarabiner-Elementsなどで対応する必要があります。たしかR3にはキーマップ変更ソフトが用意されていると思います。
デカイ、有線
HHKBと併用すると当たり前ですがこの2点の違いは大きいです。
ホームポジションからマウスなどの距離が遠くなりますし、物理的にデスクの空きスペースが減ります。
本体側が直付けの有線接続なので使わない時にケーブルを抜いていったん移動させるのが気軽に行なえません。せめて本体側がコネクタ接続だったらもう少しストレスは軽減されそうなものです。
総じて満足しています
筐体カラーとかロゴがダサいとか、有線めんどくさいとか、まぁ購入前からわかっていた事以外にストレスに感じるものは無く、静電容量無線点方式のフルキーボードを手に入れたことには大変満足しています。
打鍵感や打鍵音が若干HHKBと違うのも使い分ける理由の一つにもなりますし、面白いポイントでもあります。
REALFORCE R2シリーズは最近Amazonでセール対象や割引クーポンが積極的に配布されていたりするのでタイミングによっては25000円くらいで購入できるので気になっている方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
ボクが購入したのはコレです。商品名にPFU Limited Editionの文字はありませんが、販売元がREALFORCEではなくPFUになっていますので、PFU Limited Editionを購入する際は必ず販売元を確認してください。
この他、テンキーレスやアイボリーの筐体モノ、もちろんWindows配列や日本語配列のものもありますのでチェックしてみてください。
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