毎度です、 えばさん ( @Ebba_oBL ) でございます。
iOS 8 の発表時に「サードパーティ製キーボードが利用可能になる」と聞いてから、ずっと出ると信じて待っていた ATOK for iOS がようやく9月22日(月)にリリースされました。
ATOK for iOS (Version 1.0.1) | ||
カテゴリ: | ユーティリティ | |
価格: | ¥1,500 (最新価格はStoreで確認してください) | |
現Ver.の平均評価: | (2.5 / 951件の評価) | |
通算の平均評価: | (2.5 / 951件の評価) |
本当はリリース当日にあれこれと触った感想など書きたかったのですが、リリースを知ったのが間もなく23日になろうかという時間で、諸々の事情で1日遅れのレビューとなりました。
もう、あちこちで話題にされているようですが、楽しみにしていた ATOK がリリースされたとあっては出遅れだろうが書かずには居られないので書きますw
ATOK for iOS の価格は1500円
1000円〜2000円の間くらいの価格設定になるだろうとは思っていましたが、まさにその中間の価格、1500円で提供されることになりました。
Android の時はリリース記念に特価で販売されましたが iOS 版はそういうのは無いみたいですね。
あと、既に他のプラットフォームで ATOK を利用しているユーザーについて、優待価格などの設定も無いようです。
これは AppStore でしか販売出来ないため、既存の登録ユーザーかどうかを判定する術が無いので仕方ないですね。
とりあえず「安く入手する手段は無い」と言うことだけ確認して22日のうちに購入だけ済ませました。
リリースを優先した Ver.1.0.1
ATOK for iOS はその名の通り iOS 用ということで、iPhone はもちろん iPad でも利用可能となっています。
ただし、現在のバージョンでは利用する端末によって ATOK を利用できるキーボードタイプが異なります。
今回のバージョンでは iPhone にはテンキーボード、iPad には qwerty キーボードでの利用ということになります。
これはジャストシステムが「一刻も早いリリースを優先して、よく使われるキーボードを優先して採用した」という意図だそうで、iPhone では qwerty キーボードは使えませんし、iPad ではテンキーボードを使うことはできません。
コレについては既にジャストシステムがキーボードの追加を行うと告知していますので、今後のアップデートで解消予定です。
外部キーボードには非対応
ATOK for iOS は外部キーボードには対応していません。その為、Bluetooth キーボードを利用して入力を前提にしていた方は注意が必要です。
今後の対応についてはジャストシステム開発担当のインタビューなどを見ても iOS の仕様上難しいといったニュアンスで回答されており、今後対応可能かどうかは現在やや望み薄といった雰囲気です。
※その後のジャストシステムの努力と技術で可能にならないとも限りません。
ATOK を使えるようにする
ATOK を購入・インストールしたら利用できるよう設定しておきましょう。
設定 −> 一般 −> キーボード −> キーボード −> 新しいキーボードを追加 −> ATOK for iOS
という手順で ATOK を追加できます。
キーボードの追加方法については Simeji を追加する際にスクリーンショットを交えて説明していますので、よろしければ併せてご覧下さい。
【iOS 8 で他社製キーボードを利用する方法】早速リリースされた Simeji で試してみたらなかなか良い感じだった -ハヤクユケ
また、ダウンロードした ATOK のアイコンをタップする事で、設定に関する案内が出てきますので、そちらも参考になると思います。
また、ATOK for iOS はフルアクセス許可をオンにしておかないと、学習機能などが利用できず、優れた機能がスポイルされてしまいますのでオンにしておきましょう。
※AppStore の説明文によると「フルアクセスを許可した場合もATOKは入力した内容の収集を行いません。また、入力内容の外部送信は行いません。」と説明があります。
iOS 純正キーボードと同じサイズ、デザイン
Simeji の時と同様に従来の iOS 純正キーボードと比較してみました。
ご覧の通り、純正のデザインを踏襲しており、サイズも同じモノとなっています。キーサイズが若干小さくなっていた Simeji は気に入っていたのですが、ATOK をインストールしたことで元のサイズにもどりました。
Android 版ではキーボードサイズの変更などが行えましたが、今後のバージョンアップでソレが可能になるといいのですが。
文頭まで一括削除とカーソル移動
ATOK では「文頭まで一括削除」と「カーソル移動」の2つの機能がテンキーに備わっています。
文頭まで一括削除は、削除ボタンを左にスワイプすることで、文頭(または句読点の位置)まで一気に削除できます。
Android 版にもあった機能ですが、コレなにげに便利です。
また、矢印キーを左スワイプする事でカーソルを左に移動する事が可能です。長押しすると押している間カーソルが移動し続けます。
ただし、縦方向の移動はできません。
変換性能は期待通りだけど、インライン入力には非対応
Simeji もそうでしたが、ATOK も入力欄に直接入力していくのでは無く、テンキーの上に入力中の文字が表示され、確定後に入力欄へ流し込まれるといった手順になります。
どうやらこれも iOS の制約上の問題のようで、インライン入力(入力欄に直接入力していく)の対応は難しいとのこと。
ボクの利用方法だと無変換の文字を度々「確定」していかないといけないのが少々面倒。慣れるしか有りません。
変換性能については Mac 版や Win 版を元に開発された ATOK EV Engine という変換エンジンを採用しており、ジャストシステム曰く「スマホ史上最強の変換エンジン」との事。
これはこれまでリリースしてきた ATOK Pad などの変換エンジンとは別物だそうです。
ATOK ならではの機能も魅力ではありますが、なんといってもこの変換性能が手に入るという事が ATOK を利用する最大の目的でありメリットです。まだ半日程度しか触れていませんが満足の変換候補が並ぶ様子は「これこれ」といった感じ。
設定はシンプル
ATOK のアプリアイコン自体をタップすると設定などが行える項目が見えます。
設定
現在設定可能な内容はご覧の通り。学習データの初期化もここで行えます。
ツール
登録した単語の一覧や、一括単語登録、定型文の編集などが行えます。
単語の一括登録については例によって「顔文字辞書」を一括登録してみたので別途記事にしてみたいと思っています。
まだまだ今後に期待な部分は多い
実現されるかどうかは分かりませんが、ボク的にはなんといっても Android 版にもあったキーボードサイズの変更を実装して欲しいですね。
既にジャストさんが公言しているキーボードの追加については早々に対応されるでしょうから、そうなれば純正の qwerty キーボードも撤去できるようになりますし、iPad でテンキーボードも利用可能になるでしょう。
また、入力中の文字の表示方法についても、長文になればなるほど入力中の文字が見えなくなる(左へスクロールしていく)のでコレももう少しスマートな形になってくれると良いナァと。
ボクの現状は iPhone でテンキーでの利用が大半なので、ジャストさんが「リリースを優先して」という考えでこのような形のリリースになった事についてはボク的には歓迎しています。
余談ですが、ATOK for iOS は iOS 8 が発表されてから開発に着手したそうで、実質3ヶ月の開発期間でリリースに至ったそうです。Android 版は1年の開発期間の後にリリースされたことを考えると非常に短い期間での開発だったことがわかります。
見方によってはまるで暫定版のような ATOK for iOS ですが、今後色々と追加される計画も明らかにされていますので1500円という価格については納得していますし、今できる機能の範囲では満足しています。
ATOK for iOS (Version 1.0.1) | ||
カテゴリ: | ユーティリティ | |
価格: | ¥1,500 (最新価格はStoreで確認してください) | |
現Ver.の平均評価: | (2.5 / 951件の評価) | |
通算の平均評価: | (2.5 / 951件の評価) |
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