毎度です、 @Ebba_oBL です。
オンラインのアップルストアでは既に3〜4週待ちとなっている MacBook Pro with Retina Display ですが、先日エントリした MacBook Air (2012 mid)がもうまる裸にバラされちゃいました に続き、ifixit が MacBook Pro with Retina Display もバラしてしまいました。
今回バラされているのは core i7 2.6GHz 8GB RAM 512GB-SSD モデルです。
MacBook Pro with Retina Display 解体ショー
Magsafe2 になった幅広の電源コネクタや Thunderbolt ポート等が見えます。それにしても薄いですね。くさび型になっていないだけで筐体後部は MBA と変わらない薄さです。
というわけで解体開始です。
ギッチリです。MBAは半分以上の面積がバッテリーでしたが、MBPは概ね半分といった感じでしょうか。よく見るとスピーカー部分がせり出していますので1/3程度でしょうか。
バッテリーのコネクタ部に Warning 表記のシールらしきものが貼られています。
シールを剥がすと・・・
下にバッテリーのコネクタがあるようです。電源を外す事からスタートするのがバラしの基本ですね。
こちらがSSD。形状からしてMBAの物とも互換性はないようですね。それにしてもこんなちっちゃな板が512GBの容量を持っているとは…5インチフロッピー時代に育った世代には、かつての夢物語が現実になったようです。
続いて排気ファン
I/O基盤を外しています。こちらはSDカードスロット側のようですね。
一見ただのステーのように見えましたが、CPUやGPUのヒートシンクです。棒状に伸びた先が排気ファンに繋がります。イマドキのノートPCの熱処理ってこんななんですねー。
いよいよロジックボードが外れます。
ロジックボードの表側、奇妙な形をしています。オレンジ色の枠で囲まれているのがCPU Core i7 2.6GHz 、赤色が NVIDIA GeForce GT 650M GPU 、緑で囲まれたのがメモリですね、16個で4GB。こちらは1個256MBのようです。しかしこのモデルはメモリ8GB…ということは…。
ロジックボード裏側、こちらにも4GB分のメモリが載っています。
スピーカーを外しています。
続いてディスプレイパネル。本モデルの特徴である Retina Display液晶はもちろん、無線LANやBluetoothのアンテナ、そしてiSightカメラが含まれています。
そしてバッテリーですが、どうやら筐体に接着されているようです。iFixitでは、バッテリーパックを破損するリスクが大きいと判断してバッテリーを取り外す作業を中止したそうです。
そのため、この下にあるマルチタッチトラックパッドは手付かずとなってしまいました。
そんなこんなで解体終了〜
この通り、バッテリーの取り外しが困難な状況で、将来的にバッテリーの劣化等の修理に関してはアッセンブリ単位での交換になると思われるとの事で、事実上「修理不可能」という結論のようです。
ディスプレイパネルに関しても、筐体から取り外しはできたようですが、各種アンテナやiSightカメラを着脱できるような分解はできないようで、こちらもアッセン交換対応になりそうです。
CPUやメモリ、チップセットなどのロジックボードは言うに及ばず、どこかに不具合があれば(メモリ不良なども)ロジックボードの交換となるでしょう。これは先のMBAも同様ですね。
まだ実機も見てないのに中身から見てしまいました。自分もいつか Retina Display 搭載の MacBook Pro を手にする時が来るのでしょうか…、当分はムリかな(;´∀`)
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