3Dプリンターで作った義足によって生まれて初めて走る事ができた犬の動画で目頭が熱い

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毎度です、 えばさん ( @Ebba_oBL ) でございます。

今回は前足が不自由な犬と3Dプリンターのお話です。

たしか Twitter で流れてきた Youtube のリンクで拝見した動画なのですが、全編英語でして…ボクの乏しいヒヤリング能力と英語力では詳細な背景は分からないのですが、動画を見ればなにがどうなっているのかは一目瞭然。

前足が不自由な犬はダービーという名前のようで、かろうじて移動はできるようですが、前足がシッカリ立たないばかりに走ったりする事はできません。

そんなダービーの足の形状にピッタリの義足が作れたら…。を可能にしたのが3Dプリンターだったというわけです。

目次

3Dプリンターとはなんぞやという方に

ボク自身そんなに詳しいわけではありませんが、ボクの説明出来る範囲でザックリ申し上げますと、コンピュータ上に入力した3Dデータ(3面図で設計したようなもの)を出力する機械で、プリンターという名称ではありますが、出てくるものは物体なわけです。

出てくる物体は特殊なプラスチックから削りだしたもの。ザックリ言うと削り出し機というか、そんな感じです。(貧相な説明で申し訳ないです)

義足のできるまで

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散歩の光景でしょうか。補助輪を使うことである程度の運動ができるように工夫されていたようです。

しかし、見ての通り補助輪もなかなかゴツいものなので体力も消耗しそうですし、車輪なので小回りも効かなそう…。

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そこで今回のキーとなる3Dプリンターの出番です。

これはダービーの骨格などから義足を設計している様子。見慣れない入力デバイスがやたら気になってしまうのはボクだけでしょうか…。

あんなのあるんですね。

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設計されたデータから3Dプリンターで出力

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そしてコレが出来上がったダービー専用の義足。

こういう一点物を作るのに3Dプリンターって素晴らしいなぁと思わされます。

そしていよいよ、これをダービーが装着します。

3Dプリンターで製作した義足を履くダービー

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走る事ができなかったダービーがこれによって生まれて初めて自身の意思のままに走っています。

この瞬間の感動といいますか、ああ、よかったという感情はなんともボクの目頭を熱くさせるモノがありました。動物を家族にもつ者としてはたまらないモノがあります。

実際に元気に駆け回るダービーの様子は、みなさんも是非動画でご覧になって下さい。

どうやら改良が進められている様子

Youtube のコメント欄から察するに「ダービーにはこの義足は高さが低いのではないか」という指摘がされているようですが、義足の制作・動画のアップを行っている 3D Systems は高さ調節を含む改良版を制作しているようで、現在4作目にあたる義足を作っているといったコメントが見られます。

確かに若干前傾姿勢な感じもしなくもありません。

この動画のアップ時期は昨年末で、コメントも3ヶ月前のものですから既に改良版は完成しているものと思われます。

修正を繰り返し、短期間で改良版を制作することができるのも3Dプリンターの良いところですね。

今回はダービーの義足がフューチャーされましたが、きっと色んな方面で人の役に立つ物に活用されていくのだろうと思うと、3Dプリンターの技術の素晴らしさを理解しました。

正直、TVで芸能人のそっくりフィギュアを作っているところ等しか目にしてなかったので微妙な認識がコレで改められてよかったと思います。

欲を言えば、改良版の義足を履いたダービーの様子も見てみたいですね。

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