毎度です、 えばさん ( @Ebba_oBL ) でございます。
発表からしばらく経過した VAIO Phone ですが、酷い言われようですね。
無理もないですし、ボクも記事にしようかと思いましたがあまりイイ事を書けそうになかったので無言をつらぬこうと思ったのですがあまりに酷い状況なので逆に腰が上がってしまいました。
撤退しないと命取りとまで
全然 VAIO っぽくない、むしろどこにでもあるスマートフォンでしかないとさんざん言われまくった VAIO Phone ですが、撤退しないと命取りとまで言われる記事を見ました。
大炎上で火傷を負ったVAIO Phone、撤退しなければ命取りに | まぐまぐニュース!
正直ボクはこの件に関して深く掘り下げて情報を集めたわけでもなく、SONY から分社化された VAIO 事業の一環で作られた VAIO Phone がこんなだったという程度の事しか知らないわけで、共同開発だか共同出資だか良く分からない日本通信とのしがらみも良く理解はしていません。
けど、一般的な消費者目線ってそういうもんだろうということで好き勝手に述べようと思います。
ボクも一応 VAIO ユーザーだったんですよ
特に重要ではない話ですが、ボクが VAIO と初めて接触したのは VAIO XR というノートPCでした。もう20年近く前だと思いますが、たしか載ってた OS は Windows 98 か 98SE じゃなかったかなぁと。
今思えばオモチャのようなギミックでしたが、液晶を開くと排熱用のフラップが浮き上がる機構は印象的でしたし、当時の VAIO と名付けられた PC は一目で VAIO とわかる物でした。
まぁ、主にカラーリングが効いてたとは思いますが。
その後、VAIO C1 やら VAIO GR といった機種に乗り換え、VAIO を愛用していました。あー、そういや今うちの嫁さんが使っているのも VAIO ですね。(形式わからず)
当時は VAIO のファンサイトなんてのも結構あったり…ていうかボクも当時作ってたり(恥)
そんなわけで、一応ボクも VAIO ブランドというか、デザインには魅了された一人だったという事を前振りとして書いておきます。
確かに VAIO じゃない
問題の VAIO Phone ですが、VAIO というロゴは見えますが、それ以外は全く VAIO ではありませんね。
VAIO ユーザーとしてブランドにどっぷり浸かっていた当時のボクに見せればロゴがついているだけでも喜んだかもしれませんが、VAIO グッズの次元です。
VAIO マウスパッドや VAIO タンブラーと同じ次元です。ただロゴがついてるだけ。
こんなの VAIO ブランドの製品じゃない!
と、思っているのはきっと我々消費者だけじゃないとも思いました。
かつて VAIO ノートをデザインした方や、開発に携わった方々はもっと思っているのではないかと。
恐らく色んな大人の事情が絡み合ってこんな事になってしまったのだと思いますが、VAIO のロゴをこんな形で公の場に出さざるを得なかったデザイナーや開発陣の想いを考えると悲しくなります。
「コレでヨシ」とした人物はおそらく、 VAIO がボクも含めたコンピュータおたくにどういう存在だったかを全く理解しないまま飯の種にしようと考えたとしか思えません。「とりあえず話題重視」的な。
ただ、前述の記事中にあるお話だと
スペックはさておき、デザインにおいては「VAIOらしさとしてこだわっているのはデザインになります。これならVAIOスマートフォンを名乗るのに充分満足できる製品に仕上がっています」(花里氏)
こういうのはちょっとやっちゃった感ありますよね…。
そりゃぁ…ハードルあがっちゃうよ…
VAIO の今後って
撤退しないと命取りとまで言われる VAIO ですが、今後どうするのか逆に興味を惹きつけることになっているのでは…と思ったりもします。
こないだ発表したやつ!あれウソでした!
くらいやってくれると素晴らしいサプライズなんですが、それはないですね。すんません。
2作目は「これこそが VAIO Phone」というものが出てくるのか、VAIO ロゴ付スマホを量産するのか…。
正直なところあまり期待できそうにないのがまた悲しいところです。
VAIO って何の略だったか知ってる?
最後にどうでもいいお話なわけですが、VAIO は当初 Video Audio Integrated Operation の略、で VAIO だったんですが、2008年あたりで Visual Audio Intelligent Organizer に変更されています。
いずれにせよソニーの Audio / Visual 技術でいわしたるで!というブランドだったわけですが、今回の VAIO Phone にはその面影はありませんね。
つまりそういうことなのです。悲しいです。
コメント