Apple WWDC2013 で OS X Mavericks , MacBook Air , Mac Pro , iOS 7 などを発表

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本日6月11日午前2時(日本時間)より Apple の新製品発表イベント WWDC 2013 が開催されました。

発表会場には iOS 7 のものと思われるバナーが設置された事から iOS 7 の発表については確定事項だったと思われましたが、その他にはどのような新製品・サービスが発表されたのか、簡単にまとめてみたいと思います。

目次

OS X Mavericks

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Mac 用 OS X の新バージョンです。これまで猫科の動物名が製品名になってきた OS X ですが、冒頭で紹介された名称は「OS X シーライオン」

というのは冗談でした。実際の名称は OS X Mavericks ということで Mac の辞書で調べたところ「他人と異なる考え[行動]をとる人 ; 一匹狼, 異端児 .」という意味のようです。

猫科の動物ではなくなりましたね。

主な新機能・変更点

  • Finder にタブ機能とタグ付け機能を追加
  • マルチディスプレイの対応強化
  • CPU やメモリ管理の強化、またはそれによる MacBook 等のバッテリー消費を改善
  • Safari の高速化(メモリ管理などの改善も含む)
  • iCloudによるパスワードの管理(1Password 的な機能)
  • フラットデザインの採用でシンプルになったカレンダー
  • マップアプリの搭載、iOS との連携もアリ
  • iBooks を追加

一般ユーザーへの販売は秋頃を予定しているようです。

Lion から Mountain Lion へのアップデートは正直物足りなさを感じましたが、今回のアップデートはかなり大がかりな物で、内容の濃いものとなっている印象です。

最新機種は問題ありませんが、少々先代の Mac だと新 OS は負担が大き苦鳴っていく物だと思っていましたが、メモリ管理の強化などが含まれ、パフォーマンスについての改善が多く見られる為に、現在 Mountain Lion が動作する Mac を利用中の方であれば十分導入を検討できる内容ではないでしょうか。

新 MacBook Air はバッテリー稼働時間を大幅に増加

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Intel の第4世代 Core-i プロセッサ Haswell を搭載した MacBook Air はプロセッサのパフォーマンスアップはもちろん、 Wi-Fi の高速化も盛り込まれており、中でも注目のアップデートはバッテリー稼働時間です。

11インチで9時間、13インチで12時間という長時間稼働を可能にしたというのですから驚きです。

残念ながら噂されていた Retina Display については搭載されませんでしたが、モバイル性能が大幅に上がったと言ってイイMacBook Airは、従来機とは別物と呼んでイイのかもしれません。

本日より販売を開始、既に Apple Store では新MacBook Airが掲載されています。

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搭載メモリについては標準で4GB、BTO で 8GB が選択できるのは従来通りとなっています。

MacBook Air – ノートパソコンの購入 – MacBook Airの購入 – Apple Store (Japan) – Apple Store (Japan)

Mac Pro 待望のアップデートは大幅なデザイン変更・小型化

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久しくアップデートが行われていなかった Mac Pro が発表されました。

驚くべきはそのサイズ・デザインで、これまでの Mac Pro のデザインを全く踏襲していない、新しいデザインとなっています。

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円柱型のデザインはこれまでの Mac Pro からは想像も付かないデザインとなりました。従来機に愛着が有る方はこの変化をどのように捉えるのでしょうか。若干賛否ありそうです。

また、サイズもコンパクトになっており、従来機の1/8と言うサイズに納められています。

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注目は先日 Intel が発表したばかりの Thunderbolt2 を搭載するし、4K ディスプレイに対応します。

こちらは現在のところプレビューとなっており、発売時期などについては言及されていなかったと思います。

フラットデザインで美しい UI を搭載した iOS 7

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今回の発表の目玉はなんといっても iOS 7 だと言ってイイでしょう。

iOS 7 のロゴについては WWDC2013 の会場設営の際に先行してお披露目するような状況で、噂通りのシンプルなデザインが採用されていることが伺えました。

実際に発表された iOS 7 は「 Apple がフラットデザインを採用するとこうなる」という如何にもな雰囲気ではあるものの、デザインには定評のあるメーカーで有る事を納得させられるデキになっています。

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フラットデザインの善し悪しについては賛否あるかもしれませんが、全体的に白を基調にしたデザインが多くみられ、これまでアプリ間で統一感がなかった部分もこれで繋がった感じすらします。

フラットデザインとは何だという方に少々乱暴な説明になりますが、立体感やリアル感を求めたデザインがリッチデザイン、それとは対照的にシンプルに平面的な印象の強い物がフラットデザインといった解釈です。

ボク個人的にはフラットデザインは一過性の物で、デザインとして優れているかどうかは全く別のどちらかというと流行の産物のように思っています。

善し悪しについては「今現在みて美しいと感じるならそれでいい」とも思っていますので、特に嫌っているわけでもありません。

iOS 7 のソレはとても美しいものだと思えます。

iOS 7 の詳細については、公式ページにてご覧になれます。(現在は英語版のページが表示されますが、じきに日本語ページも用意されると思われます)

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Apple – iOS 7

iPhone , iPad , その他のデバイスについては言及なし

前年の WWDC 2012 もほぼ同様の内容でしたので、予想はつきましたが iPhone 5S や iPad 5th などについては発表はありませんでした。

また、一部では iWatch (iOS と連携する腕時計型デバイス)や iTV (iPanel とも噂される Apple 製テレビ)についての言及もありません。

今回は Mac Pro のアップデート以外は一見地味かもしれませんが、MacBook Air は驚異的なバッテリー稼働時間をひっさげてきましたし、OS X , iOS 共にリリースが待ち遠しいほどのリニューアルが盛りだくさんな内容となっています。

また、今回の WWDC 2013 基調講演の模様は Apple の公式サイトで視聴する事が可能です。

リアルタイムに視聴する事ができなかった方は是非ご覧になってみて下さい。

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