Adsense 配信停止から復活 (再配信) までの軌跡

Google Logo in Building43

毎度です、 @Ebba_oBL です。

この記事のタイトルを見て「あぁ、やっぱり」と思ったアナタは神常連認定ですw

当ブログにも掲載させて貰っている Google Adsense の広告ですが、11月15日深夜に Google からの通知と共に配信停止されました。

この経験が参考になる人が沢山居ないことを祈りますが、ボク自身が配信停止中に実例の記録は大変支えになったので、同様に記録をシェアしたいと思います。

配信停止理由は2つ、不適切なコンテンツを含むページであると言うことと、フォーマットの模倣。

目次

やってもうた!!!

自分のブログに広告が出ていないのに先に気づきました。

なにか Google 側でトラブってるのかと思ったのですが、ふと見ると Gmail に新着メッセージが…。

Adsense20121202 001

やってしまった…

Adsense はプログラムポリシー違反に厳しいとは聞いては居ました。更に、一度アカウント停止になると復活はほぼ出来ないと考えた方が良い事も。

全身から嫌な汗が噴き出る想いでした。

ただ、このメールを見ても分かる通り、hayakuyuke.jp への配信は停止されましたが、アカウントは生きています。

この時管理画面にもログインできましたし、hayakuyuke.jp に広告が出ていない事以外は普段と同じでした。

他のドメインへの配信は継続されていましたので、アカウント停止じゃないことはすぐに理解できました。

ただ、違反が認められるページの例がドメイン丸ごとです(汗)

心当たりは一応あった

不適切なコンテンツの件

実は広告停止のメールを受け取る1時間以内に、自分でもグレーな感じだと思う記事を掲載していました。

今思えば軽はずみだったと思うのですが、Android で動画サイトのコンテンツを保存する方法をまとめる記事を書いていたのですが、その中に「よろしくない動画サイト」に関する手順を掲載しているサイトへのリンクを貼ったのです。

ボクのブログはもちろん、そのリンク先にも直接的なコンテンツは無いのですが、その先にある物がアウトなのでアウトなのだと思います。

需要あるかと思って色気出したのがいけなかった… orz

フォーマットの模倣

これについては全くもってボクの解釈が誤っていたと言うことなのですが、リンクユニットをナビゲーションメニューに溶け込むように設置していました。

というのも、Adsense の掲載についての公式アドバイスに「リンク色は統一したほうがいい」、「背景色や枠もサイトにあわせたほうがいい」というモノがあったような記憶があり、てっきり「リンクユニットはそういう使い方をするものだ」と思い込んでしまいました。
これらのアドバイスはテキスト広告に対するものかと思われます。

いやー、我ながら間抜けです。その一方では「誤ってクリックするような配置」をしてはいけないというのを知りながら矛盾した解釈です。

今一度広告主の立場になって振り返る

やはり広告主の立場になって考えれば、少しでも広告主の不利益になりそうな可能性はつぶしておく必要があります。

今回ボクが指摘をうけた違反は、もちろん悪意で狙ったものではありませんが、意図したか否かは言い訳になりませんからね。

サイトの修正をして速やかに報告する 11月15日

さて、こうなったらどの様に対処するかですが、今回配信停止を告げるメールの文末にはこのようにありました。

Adsense moushitate 20121202

可能性があるうちは最善を尽くしたいですから、修正を行い「申し立て」を行います。

今回の修正として以下のような事を行いました。

  • さきほどの思い当たる記事を削除する
  • これまで書いた記事を思い出して類似する可能性がある記事を削除する
  • リンクユニットは撤去

修正が済んだら先ほどのメールに書かれた「申し立て」用のリンクから申し立てを行います。

重要かどうかはわかりませんが、一応違反をしていたのですから「謝罪」についてのコメントをしてから修正箇所を説明しました。

返信が来るまで落ち着かない

他の方の例をググってみたところ早ければ翌日、遅い人は1ヶ月半近く待っていた人も居ました。

大半のケースでは2〜3日や1週間程度のケースが多かったので、とにかく待ちました。

そして返信が来たのがちょうど1週間後。

返信あり 11月22日

内容のうち肝心な箇所は次の通り。

確認いたしましたところ、お客様からご連絡いただいているサイトでは AdSense プログラムはご利用いただけません。

例として、次の URL のページで AdSense ポリシーの違反が見受けられました。
https://hayakuyuke.jp/archives/13036

不適切な広告のラベル: Google AdSense のプログラム ポリシーにより、お客様のサイトに掲載される Google 広告のラベルの表示方法には制限が設けられています。お客様のページに掲載される Google 広告の上にテキストを表示することを希望される場合は、”SO-01E Xperia AX 早くも root 権限奪取に成功” などではなく、”スポンサード リンク” または “広告” をご使用いただきますようお願いいたします。これらの表現をご使用いただくと、お客様と掲載広告の関連性がより明確になります。

広告の隣への画像配置: お客様が Google 広告を紛らわしい方法で掲載することは許可しておりません。たとえば、広告と並べて画像を表示して関連付けることはできません。このような掲載方法では、画像と広告主の提供するサービスが直接関連しているとの誤解をユーザーに与える可能性があります。このポリシーの詳細については、ヘルプセンターの次の URL をご覧ください。

ダメでした。

今回は違反ページの例として個別ページが指定されています。指摘はまたもや2つ。

しかし、今回の指摘のうち前者には「こう直しなさい」という具体的なアドバイスもあります。

ちなみにこの時の最新記事のタイトルが「SO-01E Xperia AX 早くも root 権限奪取に成功」です。

ボクに改善の意思があったことが、ちゃんと伝わったのだと解釈したい返信内容です。

ラベル表記

指摘されたのは記事タイトルが広告ラベルに見えるというモノ。これを避ける為にタイトルと広告の間にはボーダーラインを引いておいたのですが…。これじゃダメなんですね。

このように再審査が入るとこれまで野放しにされていた所も指摘される可能性があることが分かりました。

素直に「スポンサード リンク」のラベルを付与します。

隣接する画像

これは広告横に配置したソーシャルボタンのことを指していると思われます。全く無意識で配置していたのですが、指摘を受けたからには修正します。

ソーシャルボタンを要素の右端へ移動して間隔を取りました。

再度修正報告 11月22日

再審査を受けるためにどのように申し立てるかというと、最初に行った「申し立て」用の URL から再度申請します。

上記の返信を adsens-support@google.com から受けたので、それに返信した方が良いのかと一瞬迷いまして、実は両方に返信しました(;・∀・)

結論としては、「申し立て用 URL 」から行った方から再度返信を受ける事になりました。

さて、この再審査の請求ですが、運悪く翌日が祝日です。また1週間待たされるのだろうか…。

返信あり 11月26日

週末が明けて月曜日、今回は「翌営業日」に返信が来ました!

お客様からご連絡いただいたサイトを審査させていただき、Google のプログラム ポリシーに準拠していることを確認しました。 お客様のアカウントが Google のプログラム ポリシーに準拠していることをシステムに登録しましたので、お客様のサイトに Google 広告が 48 時間以内に掲載されるようになります。

イヤッッッッホォォォォォゥゥゥウウ!!!!!!!!!!

ようやく再配信されることになりました!!! マジよかった!!!

この通知を受けたのが確か14時頃だったと思うのですが、18時頃には広告が表示されていることを確認しています。

振り返ってみると、最初の返信に1週間待たされましたが、それ以降はスムーズなものでした。

アカウントが停止されなければ復活できる

既に同様の手続きを踏んで、再配信を受けた方の記事を、いくつか拝見していたのですが、自分も必ず大丈夫とは言い切れなかったので正直不安でした。

ただ、前述しましたが2通目のメールを見て「修正・再配信に向けて協力的」な印象を受けました。

広告の掲載について不手際があったとしても、謝罪し、悪意が無かったことが伝われば、前向きに再配信を検討してもらえるようです。

今回ボクは2回目の再審査で再配信されましたが、ネット上で確認したケースでは6〜7回修正を行って再配信された方もいらっしゃいました。

誠実に取り組めば大丈夫です。

結果としてちょうど10日ぶりに広告が配信されました。月の1/3を棒に振ったと思うと辛いですが、逆に10日程度で復帰できたと思うようにしています。

Google のアルゴリズム変更と重なってプチパニックだった

結論から言うとパンダアップデートだったようですが、20日前後に Google の検索順位が激しく動いた件と重なって、もう何がどうなってるやら…。

いかにこのブログが Google に依存した運営をしているかを思い知らされた出来事でした。

Adsense の違反については、一昔前では一発停止(アカウント停止)も珍しく無い事だったらしいので、現状はだいぶ寛容になってきていると思われます。(それでも違反はよくないですよ)

マネタイズについてのリスクヘッジは多少の検討の余地はありますが、検索流入については Google が飛び抜けているのは大半のサイトの現状かと思われます。

いかなるアルゴリズムの変更にも耐えるというのはなかなか難しいと思いますが、良コンテンツと呼ばれるモノをコツコツ積み上げて評価される運営をしていきたいと思います。

余談ですが

またお得意の余談ですが、うちの配信停止とほぼ同時に配信停止されているサイトさんがありました。

ひょっとするとプログラムポリシー違反サイトの取り締まり週間だったんじゃないかと思うくらい同時です。

あえてサイト名は上げませんが、ボクもRSS購読しているブログです。そちらの Adsense 広告はこの記事を書いている今もまだ停止中です。

場合によっては Adsens の停止は死活問題になりかねないと思うので心配しています。早く再配信されればいいのですが…。

皆さんも今一度確認しましょう

今回ボクは決定的な違反を引き金に、その他細かい指摘を受けましたが、同様の状態で運営されているブログなどがいくつか確認できます。

うちもそうでしたが、たまたま細部にチェックが入ってなかっただけで、初回審査以降リニューアルしたサイトや、アカウント取得後に新たに製作したサイトなど、実際に審査を受けるとアウトだったりする事も考えられます。

「これまで大丈夫だったし」は言い訳に出来ません。転ばぬ先の杖とはよく言ったもので、未然に意図せぬ違反は回避しましょう。

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