毎度でございます、 @Ebba_oBL です。
以前 SLIK の三脚を購入したという記事を書きましたが、携帯性には優れる物のやや華奢でもう少ししっかりした三脚が欲しいと考えていました。
ていうか、以前の三脚購入時に検討したマンフロットの三脚が諦めきれなかったというのが正しいかもしれません。何度か購入しようかと検討したのですが、とりあえず使える三脚が1つあるとなかなかふんぎりが付かなかったのですが、この度ちょっと勢い付いた事もあり、ずっと欲しかった Manfrotto の三脚を購入しました。
Manfrotto MK190XPRO4-3W を購入
今回ボクが購入したのは Manfrotto の 190 というシリーズ。最上位クラスに 055 というシリーズがありますが、そちらよりも若干足が細く短い物です。とはいえ以前購入した SLIK エクセラよりも足は太いですし長いです。
ちなみにアルミ製で4段、3way雲台が付属しているモデルとなります。
これまで使った SLIK は耐荷重2kgまでとなっていましたが Manfrotto 190 は耐荷重6kgとデジタル一眼と標準レンズを載せる程度であれば余裕のあるものになっています。
ちなみにお値段は定価42,120円ですが、この記事執筆現在でamazon価格では28000円強で販売されており、今回はamazonでポチりました。
とりあえず開封の様子など
せっかくなので開封している様子を・・・。早速Pさんがチェックしています。
三脚本体以外にはマニュアル類とメンテナンス工具が付属するのみで、ソフトケースなどは付属しません。
なにはともあれ立ててみます。ずっと欲しかった三脚がそこにあるという満足感でニヤニヤしてしまいます。
コレコレという感じ。
3way 雲台 MHXPRO-3W
このモデルには雲台がセットされています。なかなかゴツイ3way雲台です。
雲台には水準器が3つ付いていて、とりあえずコレをアテにして水平を調整してみましたがなかなか便利です。
また、雲台の下にも水準器がありますが、ボク的にはあまり見る機会がありません。
カメラのセットはクイックシューによるものです。好き嫌いはあるかもしれませんが、ボクは便利だと思います。ちなみに2段階ロックになっていて、メインレバーの下にあるレバーを下げないとロックが外れないようになっています。
カメラ側に付けるプレートのネジはこのようなつまみが付いており、ネジを回すためのコインなどは不要です。昔はコインで回すタイプだったようでこの点に不満を持っているユーザーも多かったようですが、現在は改善されているようですね。
この雲台のウリとも言える(?)フリクションコントロール。各軸を緩めた時の緩み具合をコントロールできるもので、微調整するのに重宝します。
また、いっきに緩めた時にカメラの重さでスコーンと雲台が動くのも防止できます。この機構のために雲台がゴツイ感じになっていますがボクは好きですね。
また、パン棒とチルト棒は伸び縮みする仕組みになっていて、持ち運び時に少しでもコンパクトになるように作られています。上は縮めた状態で下が延ばした状態。
チョットしたことですが便利です。
雲台外してみる
せっかくなので雲台を一度脚から外してみます。
雲台の外し方は各軸をしっかり締めてロックした状態で、エレベーター部分をしっかり持ち、雲台を反時計回りに回すだけです。
雲台の受けの部分にもマンフロットのロゴがあしらわれています。カッコイイ。
しっかりした脚
脚は26ミリの物が採用されていてとてもしっかりしています。以前つかっていた SLIK エクセラが22ミリのものだったのでかなり太く感じます。
また、3本中2本にはゴムが巻かれており、真冬にキンキンに冷えた状態でも握りやすいようになっています。
いちいちカッコイイです。
なにはともあれ、脚を全部伸ばしてみます。三脚そのものの高さだけでもけっこうな高さがありますが、雲台の高さも加わって身長175cm程度のボクのアイレベルまで届く勢いです。
ボクの視界で正面を向くとこの程度の高さに…って伝わるでしょうか。
それでは、実際にカメラを載せてみます。
ドアの高さからだいたい想像が付くと思いますが、エレベーターを全く上げない状態でけっこうな高さが得られます。
脚の開閉はこのようなロックを引き下げて動かすタイプです。
脚のロックはレバー式のもの。ロックレバーをパチンと外すとスコーンと脚が重力で伸びるのでセッティングはかなりスムーズ。ロックするときもパチンと止めるだけなのですがかなり操作性は良いと思います。
ちょっとしたギミック
ご存知の方も多いと思いますが、この三脚はセンターポールにちょっとしたギミックが施されています。
このようにセンターポールの下部にスイッチらしき物があり
雲台の真下にはなにやら赤いパーツがあります。
これは、センターポールを一番上まで持ち上げ、下部のスイッチを押すことで赤いパーツもろとも雲台の下が持ち上がります。
そして・・・
このように90度曲げた状態でカメラをセットすることができます。卓上のブツ撮りでは重宝されそうな機構です。
「ブツ撮りなんかしない」という方には無縁な機構かというとそうでもなく、これを利用すると
ローアングル撮影が可能にもなります。すごく可能性を感じるギミックです。
実際の活用はまだまだこれから
せっかく購入したのであちこち持ち出して活用したいところですが、今の所まだ活躍のタイミングがおとずれておりません。
せっかくなのでスローシャッターで星でも撮ってみるかとやってみたのですが…
残念、梅雨入りしたばかりの空では雲がなくても星がほとんど見えません。
せっかく三脚記事を書くならなにか三脚を活用した作例をお見せしたいということで考えました。
そこで、すっかり日が落ちた状態でも雲は写せるのでスローシャッター&インターバル撮影でタイムラプスに挑戦してみることに。
設定や撮影方法などは割愛しますが、D7000 のインターバル撮影機能を使って30秒間隔のシャッタースピード5秒で30分間、合計60枚の撮影から作ったタイムラプス動画が以下のものとなります。
一度は30fpsで仕上げたのですが、当然2秒しか再生されないのでここはあえて20fpsにして3秒の動画にしています。
雲の動きを撮るなら30秒まで間隔を取らなくても10秒くらいでもよかったかもしれません。
とりあえず Manfrotto 190 じゃなくても三脚さえ使えばできることなので気が向いたらタイムラプス動画の作り方記事でもかこうかなぁ。
まとめ、当然の大満足
そんなわけでずっと欲しかった Manfrotto の三脚を手に入れたわけですが、当然の大満足です。とてもしっかりしていますし、色んな撮影場所に対応出来そうでこれからあちこちに持ち出すのが楽しみです。
アルミ製なのでやはりそれなりに重いのは否めませんが、車移動がメインであれば許容範囲内だと思います。歩きメインの方は少々お値段が張りますがやはりカーボン製を検討された方がいいかもしれません。
190 は三脚のサイズ的には中型の部類になろうかと思います。比較的いろんなシーンで活躍できると思いますので普段使いのメインの三脚としてはとてもオススメだと思います。
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