毎度です、 えばさん ( @Ebba_oBL ) でございます。
高速データ通信が当たり前になった昨今、動画配信なんてのはすでに日常のものとなっていますが、中でも老舗といっていいのが Youtube ではないでしょうか。
この際 Youtube の説明なんて蛇足でしかありませんが、無料で様々な動画を楽しめる Youtube は、みなさんご存知のように広告が表示されています。
Youtube はこの度、この広告を非表示にする有料プランを導入する事を正式に発表しました。
参考:YouTubeが広告を非表示にできる月額制プランを正式発表 – GIGAZINE
準備中だったらしい
動画サイトで有料会員というと、ボク的にはニコニコ動画の例が思い浮かびましたが、ニコニコ動画(現在はnikonikoでしたっけ?)は、有料会員になることで高画質で再生することができたり、生放送の番組に対して優先して視聴できたりといった特典があったと記憶しています。
Youtube の場合は、広告が表示されなくなるという形で快適視聴環境を提供するという方式。
ボクは知りませんでしたがどうやら以前から準備していたようですね。
配信者への配慮
先の記事によると配信者(Youtube パートナー)には、広告が配信されない有料会員から徴収した料金の一部を還元するという旨が伝えられているようです。
現在 Youtube で生計をたてているという Youtuber と呼ばれる方々の収益がこれによってどれ程変化するのかはわかりませんが、パートナー向けのメールの一文には
「パートナーの皆様にとっては広告収入の増加を補う新しい収入源が生まれることになります。パートナーの皆様にとっては広告収入の増加を補う新しい収入源が生まれることになります。」
という形で収入の増加を匂わせています。
再生回数や再生時間から見た配信者の規模によって、増収になるか減収になるかは大きく変わってくるような気がしなくも無いですが。
視聴者側の変化
有料プランの月額料金や開始時期に関しては明確にはされていませんが、現在言われているのは、月額10ドル(1,200円程度)で5月中にはサービスが開始されるのではないかと言われています。
広告が排除されるだけなら、1,000円以上出して有料プランを選ばなくても良いか、と小市民は思うわけですが、なにやら「有料プラン利用者限定」の動画配信が可能になるらしく、無料会員では視聴できない動画が今後発生するようです。
有料プラン限定動画が多く配信されるようになると、どうしても見たい視聴者は有料プランへの加入を余儀なくされるケースもあるのかもしれません。
配信者のモチベーションしだいか
懸念されるのはつまらない内容の有料限定動画があふれかえって、ユーザーが Youtube から離れて言ってしまうという現象ですが、おそらく有料限定動画を設定できる Youtube パートナーになるにはちょっとした条件(チャンネル登録者数とか、月間平均再生数とか)が課されるのではないかと予想しています。
Youtube 側としては配信者が魅力的なコンテンツを提供して視聴者を増やしてもらわないと困るわけなので、配信者のモチベーションが維持される、またはアップするような報酬体系を用意していれば、コンテンツのクオリティ自体は保たれるのかもしれません。
ただ、視聴者側としては例え広告が表示されたとしても、全ての動画を全員同じ条件で視聴できるのが魅力だったところも有りますので、残念な方向へ行かなければいいのですが。
ボク自身も Youtube を楽しんでいる一人ですが、広告の件はともかく、有料プラン限定動画が配信されたとして、お金を払ってでも視聴したい動画があるかと言われたらいまいちピンとこないというのが正直なところです。
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