毎度です、 @Ebba_oBL です。
ニコンのRAW現像ソフトは無料配布している ViweNX 2 と有償の Capture NX 2 がありました。
ボクはカメラにCD-ROMで添付される ViewNX 2 の使い勝手に不満がでてきたら他の RAW現像ソフトに乗り換えるという形を考えており、その候補には Adobe の Lightroom も検討していました。
そんな折、ニコンから Capture NX の無償化する見通しとなり、恐らく Capture NX 2 の後継となると思われる Capture NX-D のベータ版も配布開始ということになりました。
Capture NX 2 はニコン純正のRAW現像ソフトで、業界での評判も良い高性能な現像ソフトという評価もネットでは見られます。ただしニコン専用で有償販売。
Capture NX 2 は概ね16,000円のパッケージとなっており、同価格で Adobe Lightroom のパッケージも購入できてしまう(お釣りがくるくらい)ので、正直購入は検討していなかったのですが、Capture NX 2 と同等の機能+αの Capture NX-D が無償で利用可能となると俄然興味画出てきました。
サイドカーファイルを利用して元のRAWファイルは非破壊
Capture NX-D ではRAWファイルに直接処理内容を書き込まず、サイドカーファイルという形式で調整内容を別ファイルに保存する形をとっています。
その為、元の画像は非破壊のまま保存しておけます。まだまだカメラもRAW現像も初心者のボクとしては「やりなおしが効く」という意味でイイ方式だと思います。
Capture NX-D 現在はベータ版
現在はベータ版ということで、ユーザーサポートなどは無く、意見・感想・要望などを募っている状況でもあります。
また、正式版のリリースは2014年夏頃を予定しているとのことです。
RAW現像機能を試してみるという軽い気持ちで触ってみるのもいいかもしれません。
ダウンロード用ページ: Nikon | Capture NX-D
各OSのダウンロードページでは「使用説明書」のPFDファイルも併せて公開されていますので、こちらも一緒にダウンロードしておくと良いでしょう。
ファイルサイズは Mac版で76.31MBでした。ダウンロードするとappファイルが出てきますが、これはインストーラーなので起動してインストール作業を行う必要があります。
Capture NX-D を少し触ってみた
まだ使用説明もろくに読まない状態で感覚的に少しだけ触ってみました。
RAWファイルだけでなく、「JPEGやTIFFにも必要十分な画像調整機能を利用出来ます」とされていますが、JPEGファイルを開いた時にはスライダーを調整できない箇所が思ったよりありましたので、やはりRAW現像を目的とする方が良い気がしました。
上の画像ではRAWファイル(Nikonの保存形式でいうNEFファイル)を開き、Before/Afterで2つ並べて編集している画面です。
ボク自身がまだ初心者なのでRAW現像ソフトとしての善し悪しを語れ無いのが申し訳ないのですが、画像処理ソフトとあって、少々動作が重ためです。
これはベータ版であるが故の症状なのか、大半の現像ソフトがこういうものなのかは今の所なんとも判断しかねます。なんせView NXを除く他のソフトを使ったこと無いので。
ただ、急いで Lightroom を購入(あるいはクリエイティブクラウドでの利用)するような状況でもないので、しばらくはコレを触ってみてから検討してみるつもりです。
Capture NX-D の知って置いた方が良い注意点
ベータ版と言うことで、ユーザーサポートが受けられない事は大前提。正式版リリース後は従来と同じサポートを予定。
調整内容を書き出すサイドカーファイルはベータ版と正式版の間で互換性が保たれるかどうかは現段階では保証されていない。
Capture NX-D 自体にはカメラからのファイル転送機能は付いていない。その為、あらかじめ Finder(Mac)やExplorer(Win)などでファイルを任意のフォルダなどに移動しておく必要があります。
パソコンにSDカードリーダーが付いている(または別途接続している)場合はSDカード突っ込んで、そこから読むのもアリですね。
ベータ版の利用は2014年9月頃停止する予定。とはいえ正式版も無料配布ですからこれはあまり気にする必要はないと思います。
また、Capture NX 2 に関しては、NX-D の正式版リリース後はバージョンアップサポートを停止するとのことです。
現状がベータ版(開発途上版)であることを理解した上で、興味のある方は試してみてはいかがでしょうか。
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